生活そのものの修理と言えます
勤め先の資料室に明治初期の椅子というのが置いてあり、実際、来客にはそれに座っていただいています。あるとき、とうとう傷みがひどくなって、このままではみっともないという話になりました。いつもお世話になっている備品業者に相談したら、家具修理専門業者に出して、全面張り替えというのを提案されました。
もともとの感じを保つために布張りにしたいということで、生地の質や柄をたくさんある見本から選び、出来上がってきたのを見ると、感動の一瞬でした。さすがはプロですね。
ということで、その話を家にかえってしている内に、我が家の古ぼけた椅子も、心機一転、イメージチェンジを計ろうと言うことになりました。その同じ家具修理業者に電話して、個人でも頼めることを確認してから、思い切って出しました。
由緒ある椅子でもないのですが、それでも、家族にとっては大切な家具。脚に残っていた愛犬の咬み跡もわからなくなっていて、まるで新品のようです。新しい色と柄に変わって気持ちよいのと同時に、いつも変わらない背もたれの感触や座面の丸みは、昔からの我が家の椅子が感じられます。
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